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2019年2月15日にビッグマイナーチェンジした新型デリカD:5が登場しました。
さまざまな変化を遂げて進化した新型デリカD:5ですが、これまでにどのような歴史があり、どのような変化を遂げてきたのでしょうか。
今回は、新型デリカD:5の旧型から現行モデルまでを比較していきます。
新型デリカD:5の歴史とは?
デリカD:5は1969年に販売された「デリカコーチ」が歴史の始まりです。
当初は0.6トンのトラックでしたが、のちに家族が乗れる3列シートの9人乗りのミニバンタイプへと進化していきます。
1979年には、2代目のフルモデルチェンジしたデリカが登場し、続いて1986年には3代目、1994年には4代目のデリカが販売され、とくにスペースギアは人気モデルとなり、リフトアップしながら楽しむユーザーが増えました。
2007年に販売されたデリカは、5代目のデリカであることから「デリカD:5」という名となり、それから10年以上もエクステリアを変えることなく販売が継続されてきましたが、2018年11月21日に販売開始となったデリカD:5はビッグマイナーチェンジを遂げたのです。
では具体的にデリカD:5がどのような車なのかみていきましょう。
新型デリカD:5のエクステリアやインテリア、性能は?
ここでは新型デリカD:5についてご紹介します。
新型デリカD:5のエクステリア
まずは新型デリカD:5のボディサイズは以下のようになっています。
新型デリカD:5のボディサイズ
全長×全幅×全高 | 4,800mm×1,795mm×1,875mm |
---|---|
ホイールベース | 2,850mm |
車両重量 | 1,880~1,930kg |
前モデルより全長が70mm延長され、ゆったりとしたボディサイズになりました。
そして新型デリカD:5は、何といっても特徴的なのがフロントマスク。
ヘッドライトはシャープなデザインが採用されLEDが搭載されています。
ヘッドライトの下部にある大型バンパー部分に装着されているフォグライトは、新型デリカD:5の力強さを感じさせるデザインとなりました。
リアは、リアコンビネーションランプとリアゲートガーニッシュを組み合わせたデザインが施されており、よりワイドな感じが印象的です。
Urban GEARではベースグレードとの差別化を図るために、フロントメッキグリルなどの専用パーツが多く施されているため、あなたの新型デリカD:5のインパクトを強めることができます。
新型デリカD:5のインテリア
新型デリカD:5は「Horizontal Axis」が採用され、水平基調のワイドなデザインが特徴的です。
高級感を漂わせる木目調デザインは乗っている方の気持ちを和ませてくれますし、Urban GEARでは黒木目デザインが採用されることで、ベースグレードとの区別がなされるようになっています。
シートは凹凸のあるデザインで、しっかりとした素材で長時間座っていても疲れを感じさせませんし、高級感をもたせたい方は、メーカーオプションの本革シートを選択することが可能です。
新型デリカD:5はヘッドライニング防音対策、遮音ガラスなどが施されており、車内が静寂な環境になるように、目に見えないインテリアにも工夫がみられます。
新型デリカD:5は力強い走りを演出する分、前モデルまで気になっていたエンジン音も解消されるようになりました。
新型デリカD:5の性能
新型デリカD:5にはAWCが採用されており、「2WD」「4WDオート」「4WDロック」から駆動方式を選ぶことができますので、あらゆる環境でも力強い走破性を実現してくれます。
オンロードはもちろんのこと、雪道でも悪路でも、アクセルを軽く踏むだけで満足のいく走行性能を発揮してくれるのです。
燃費性能については、JC08モード燃費で13.0km台を実現しています。
新型デリカD:5は最大トルクが向上しながらも、トランスミッションが6ATから8ATに変更されたことで、結果的に燃費を向上させることに成功しました。
また新型デリカD:5には、FCM(衝突被害軽減ブレーキシステム)などの安全装備である「e-Assist」が搭載されていますので、安心してドライブすることができるでしょう。
旧型デリカD:5のエクステリアや性能は?
次に前モデルの旧型デリカD:5についてみていきましょう。
旧型デリカD:5のエクステリア
旧型デリカD:5は、新型デリカD:5よりも大きなヘッドライトが装着され、縦型のフロントグリルが特徴的です。
リアは新型デリカD:5と同じような雰囲気を漂わせていますが、旧型デリカD:5より新型デリカD:5のほうが強い迫力を感じさせます。
ボディサイズは、全長4,730mm×全幅1,795mm×全高1,825mmとなっており、旧型デリカD:5は全長が70mm、全高が50mm低くなっていることから、新型デリカD:5よりコンパクトなサイズになっています。
旧型デリカD:5のインテリア
旧型デリカD:5のインテリアはシンプルなベージュを基調としたシンプルなデザインとなっています。
センターパネルには、大型のナビを装着することはできませんが、新型デリカD:5と同じように操作ボタンがすっきりとまとめられており使いやすいです。
室内は新型デリカD:5と同じ2,850mmのホイールベースを維持していますので、車内でゆったりと過ごすことができるでしょう。
ただ旧型デリカD:5は防音設備が充実していないことから、力強い走りをしているときのエンジン音がどうしても気になるところです。
旧型デリカD:5の性能
旧型デリカD:5は新型デリカD:5ほどではありませんが、力強いトルクを有しており、雪道・悪路の走破性は十分です。
トランスミッションは6ATですので、燃費性能は10.6~13.0km/Lとなっており、新型デリカD:5よりよくありません。
安全性能については、旧型デリカD:5の安全性能はそれほど充実したものではありませんでしたが、三菱自動車は「e-Assist」を開発したため、新型デリカD:5では安全性能が充実しました。
まとめ
新型デリカD:5があるのは、先代のデリカD:5があったからで、三菱自動車が改良に改良を重ねてきた結果です。
デリカD:5は雪道・悪路を強く走る車でSUVの要素をもちながら、大人数が乗ることができるミニバンの要素も兼ね備えています。
最近ではSUVもミニバンも人気が上昇していますので、SUVとミニバンで迷われている方は、新型デリカD:5を視野に入れる価値は十分にあるでしょう。
今回の記事を参考に、デリカD:5の歴史を知っていただき、新型デリカD:5と比較してみてはいかがでしょうか。