新型ジムニーの安全性能が進化! 自動ブレーキや横滑り防止で運転しやすい?

新型ジムニー 安全性能

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https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/safety/

新型ジムニーの安全性能は?

ジムニーは2018年にモデルチェンジを果たし、安全性能が大幅に向上しました。
1998年に誕生したジムニーは従来から「雪道に強い軽自動車」として知られていましたが、新型にモデルチェンジをしてから悪路や滑りやすい路面の走行性能が更に向上しています。

新型ジムニーで注目すべき点は、新たな予防安全技術が導入されていることです。
標準またはオプションで搭載可能な安全装置には、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)・車線逸脱警報機能・標識認識機能・誤発進抑制機能・ふらつき警報機能・先行車発進お知らせ機能などです。
これらの機能は車体に搭載されている単眼カメラとレーダーによって周囲の状況を解析し、ブレーキ・アクセル操作をしたりドライバーに危険を知らせてくれます。
歩行者や自転車も検知して自動ブレーキ機能が作動して衝突被害を軽減します。速度が50km/h未満であれば、自動ブレーキが作動することで衝突自体を防ぐことも可能です。

新型ジムニーの予防安全装置は、普段の走行時にも威力を発揮します。
誤発進抑制機能は10km/hの低速走行時に前方4m以内に障害物を検知します。
この状態でドライバーがアクセルを強く踏んで加速しようとするとエンジン出力が最長で5秒間抑制されて警報音が鳴り、アクセルとブレーキの踏み間違いなどによる誤発進事故を防ぐことができます。

標識認識機能

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走行中は常に単眼カメラが道路標識を監視し、識別可能な標識は「最高速度」「はみ出し通行禁止」「車両進入禁止」「補助標識(終わり)」の4種類です。
システムがこれらの道路標識を検知すると、メーターの表示と警報音でドライバーに知らせてくれます。

車線逸脱警報機能とふらつき警報機能は約60~100km/h走行時に車体のカメラが路面の左右区画線を認識して、前方不注意やふらつきを検知するとブザーでドライバーに危険を知らせます。

これらの安全機能は、長時間にわたり高速道路を走行する場合などに威力を発揮します。

新型ジムニーは悪路や雪道でも強い?

新型ジムニー

ジムニーは軽自動車ですが、4WDでオフロード(悪路)や雪道の走行性能が非常に高いことが知られています。
新型ジムニーに搭載されている駆動装置は機械式副変速機付きパートタイム4WDです。
これは路面の状態に合わせて、2WDと4WDのいずれか適切な駆動方式に自動的に切り替えられるものです。
パートタイム4WDは常に4輪駆動のデュアルタイム4WDよりも雪道や悪路に強いというメリットがあります。

モデルチェンジ後も、昔からジムニーに採用されている3リンクリジッドアクスル式サスペンションを搭載しています。
これは一般的な自動車に使用されている独立懸架式サスペンションと比較して凹凸の大きい悪路でも車輪と地面の接地性能が高いという特徴があります。
これに加えて高い耐久性・信頼性も兼ね備えています。

ジムニーの4WDシステムは4H(高速)と4L(低速)の2種類のモード切替が可能で、低速用を使用すると通常の約2倍の駆動力(トルク)を発揮することで急な坂道や悪路の走行性が高くなります。
新型ジムニーには電子制御のブレーキLSDトラクションコントロールを全車に標準装備されています。
これは4L(低速)モード走行時に空転した車輪にのみブレーキをかけて駆動力を抑制し、他の車輪のトルクを維持する機能です。
ブレーキLSDトラクションコントロールシステムは雪道走行時の脱輪やスタックから脱出する際に、強い威力を発揮します。
新型ジムニーには凹凸の少ないボディー形状が採用されており、これにより降雪時に雪が付着するのを防いでくれます。

ジムニーは以前から悪路や雪道の走行性能が高い軽自動車として知られていましたが、新型にモデルチェンジをしてから更に走行性能が向上しています。
特に新型ジムニーに新たに標準装備されるようになったブレーキLSDトラクションコントロールによって、雪道での走行性能が大幅に向上しました。
新型ジムニーはアウトドアやウインタースポーツなどの趣味だけでなく、舗装されていないような農道や雪が多い地方で普段の移動用としても非常に便利なクルマと言えます。

新型ジムニーって運転しやすいの?運転しにくいの?

新型ジムニー 

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2018年に発売された新型ジムニーには、新たに「横滑り防止装置」が搭載されています。「横滑り防止装置」とは2018年2月以降に装着することが義務化されたものです。
カーブを走行する際に車体が横方向に滑る恐れがある場合に、コンピュータがエンジン出力やブレーキを制御することで車体の横滑りを防止するための機能です。
普段の走行であれば横滑り防止装置が作動することが無いので、この装置を搭載しても基本的な運転感覚に大きな違いが出ることはありません。
ただし、山道などカーブが多い道路を高速で走行する際に威力を発揮します。
新型ジムニーは横滑り防止装置が新たに装備されたことでカーブの多い道を走行する際の安定性が高くなることで乗り心地が良くなり、総じて従来のモデルよりも運転しやすくなりました。

ジムニーは趣味用のクルマとして開発されているので悪路や雪道の走行性能が高いのですが、癖が強いので舗装された道路は運転しにくいという特徴がありました。
新型ジムニーは従来モデルと比べると特に舗装路のハンドル感覚が改善され、普段の運転がしやすくなったと言えます。
例えば高速道路を走行する場合に旧モデルは100km/hを超えるとハンドルに振動が伝わっていましたが、新型モデルではこの振動が全く感じられなくなりました。

走行システム以外にも、新型ジムニーはインテリアに変更が加えられました。
車高は旧モデルと同じですが、デザインの変更によって運転席からの視認性が高くなっています。
他にもメータ類が見やすくなっていたり、操作がしやすいようにスイッチ類の配置が変更されています。

悪路や雪道を走行しない限りは、新型ジムニーに新たに搭載された機能を十分に感じることができません。
それでもモデルチェンジにより走行安定性や視認性・操作性が大幅に改善されたことから、普段の移動に利用する場合でも旧モデルと比べて運転しやすくなったことを実感することができます。