スズキ 新型ジムニーのスペックをまとめました! ライバル車と比べてもジムニーの勝ち!?

新型ジムニーのスペック

この記事には広告を含む場合があります。記事内で紹介する商品やサービスを購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

https://www.suzuki.co.jp/car/jimny/detail/spec_xc.html

新型ジムニーの主要スペックは?

2018年にモデルチェンジして誕生した新型ジムニーは軽自動車サイズのオフロード4輪駆動車(SUV)で、変速機は4速ATと5速MTのどちらかを選択することができるという特徴があります。

ジムニーは路面の状態に合わせて4WDと2WDを切り替えることができるパートタイム4WDが採用されているので、オフロードや雪道走行に強い自動車として知られています。
ちなみに舗装された路面を走行する場合には、2WD(後輪駆動)で走行します。

新型ジムニーには3種類のグレードがありますが、エンジン出力や駆動方式などの基本的な走行性能は同じです。
メーカーの公式サイトにあるジムニーのカタログによると、搭載するエンジンは水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ(658cc)。
最高出力65ps(6,000rpm)・最高トルク96N・m(3,500rpm)です。

使用燃料はレギュラーガソリンでタンク容量はグレードに関係なく全車40Lとなっています。
車両重量は1030kgまたは1040kgで、燃費性能(カタログスペック)はAT車が13.2km/LでMT車だと16.2km/Lです。

MT車の変速比を見ると1速が5.809で後退(5.861)とほぼ同じです。
1速の変速比が非常に大きいので、悪路や急坂の走行に強いことが分かります。
2速の変速比が3.433で一般的な乗用車(MT)の1速とほぼ同じなので、街中を走行する際はバスやトラックのように2速発進をするドライバーも少なくありません。

重量の大きいエンジンが前輪の前に配置されているので、オフロードの走行性能が非常に高いと言えます。
ジムニーの前方アプローチアングルは41°で、後方は51°です。
これに加えて車高が205mmと高いので視認性が良く、かなり大きな障害物も乗り越えることができます。
最小回転半径が4.8mと非常に小さいので、狭い道でもスムーズに走行することが可能です。

ボディタイプは3ドアで、いずれのグレードも乗車定員は4名です。
新型ジムニーは車内の居住空間を増やすために荷物スペースが減少しているので、以前のモデルよりも快適に過ごすことができます。

新型ジムニーのスペックをライバル車と比較してみた

新型ジムニーは軽自動車で、このサイズのオフロード走行が可能な乗用車の種類はかなり限られています。
悪路の走行が可能な軽自動車には軽トラックがありますが、用途が異なるのでライバルとは言えません。

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/x-trail.html

ライバル車と比較する事ができるのは、普通車サイズの小型SUVです。
オフロード走行が可能な小型SUVタイプの乗車は日産エクストレイルで、2Lガソリンエンジン車とハイブリッド車の2種類があります。
エクストレイルも4WD/2WDを切り替えて走行をすることが可能ですが、2WD走行時は前輪駆動となります。

エクストレイルのガソリン車の燃費(JC08モード)は16km/Lで、ジムニーの5速MT車とほぼ同じです。
ただしハイブリッド車の燃費は20km/Lなので、ジムニーよりも燃費性能が高いと言えます。

車体重量は約1,500kgで、ジムニー(1,040kg)の約1.5倍ほどです。
エクストレイルはオフロード走行よりも街中で普段の移動用に利用することを重視しているので、悪路の走行性能は劣ります。

最大のライバルはパジェロミニだった…。

https://www.webcg.net/articles/-/2838

2012年に販売中止になった軽自動車タイプのオフロード車であれば、三菱パジェロミニがあります。
パジェロミニのスペックはジムニーと非常に良く似ていて、エンジンタイプは直列4気筒で総排気量が659cc、最高出力は64psでした。

変速機のタイプもジムニーと同じように4速ATと5速MTの2種類が選択できました。
パジェロミニの車体重量は850kg~990kgで、この値も新型ジムニーとほぼ同じです。パジェロミニの駆動方式も4WD/2WDで、2WD走行時は後輪駆動で走行します。

パジェロミニはエンジンが4気筒であること以外は似たようなスペックですが、全体的に見るとジムニーの方が居住性や乗り心地よりも走行性能を重視していました。
このため悪路や雪道の走行性能はジムニーの方が高く、悪路の走行性能は「世界トップクラス」と評価するジャーナリストがいるほどです。

いくつかのライバル車と比較すると、ジムニーはオフロード走行に特化したSUV車であることが分かります。

新型ジムニーのスペックはこんな感じ!

新型ジムニーは軽自動車であることから、“安価な値段でもSUVの気分が味わえるクルマ”のように思われることがあります。

実際にジムニーの悪路走行の能力を見ると、三菱パジェロやメルセデスベンツGクラスのような3Lクラスの本格的なSUV車に匹敵ほどの高い性能を持っていることが分かります。
ジムニーは軽自動車で車体サイズが小さくて狭い場所でも自由に動けるので、ジムニーでなければ走破することができないような所もあるほどです。

新型ジムニーでも5速MTを選択すると初代から続く機械式副変速器が備わっていて、手動で4WD/2WDを切り替えることができます。
副変速器を操作すれば4WD走行時に低速モードを選択することが可能で、急な坂道や泥道などの悪路走行に威力を発揮します。

ジムニーで5速MT車を使いこなせるようになるためにはそれなりの経験や技量が必要ですが、自動車を運転する面白さを感じることができるクルマと言えます。

新型ジムニーは走行性能や車体を強化する目的で、従来のモデルよりもフレームが頑丈に作られています。
新型ジムニーのフレームにはクロスメンバ2本とXメンバが新たに追加され、先代モデルよりも水平方向に「硬く」なったことで操縦安定性が向上しました。

ボディとフレームの接合部分のボディーマウントゴムが大型化したことで、フレームから伝わる振動が軽減されています。
従来型のジムニーは高速道路で時速100km前後で走行するとボディやハンドルが振動していましたが、新型車は時速100kmを越えても快適に走行することができます。

2018年に発売された新型ジムニーは悪路や雪道の高い走行性能を維持しつつ、高速道路で走行する際の乗り心地や操作性が向上しています。
新しい予防安全装備も装備されるようになり、単眼カメラやレーダーで前方の車両や自転車・歩行者を検知して作動する自動ブレーキや、車線逸脱警報・標識検知機能なども搭載されています。

まとめ

新型ジムニーは、角ばったエクステリアが人気に拍車をかけていると思います。

どの車も現行モデルでは、角ばったスタイルから丸まったスタイルに変更されてきました。
空気抵抗などを考えてのことかと思いますが、丸まったスタイルが嫌いという人も少なくはないでしょう。

そんな中、新型ジムニーはベンツのGクラス(ゲレンデ)と同じようなスタイルに変更して発売されましたね。
昔のジムニーを思い出して、ジムニーを買い替えている人や買い替えを検討している人も多いでしょう。

安全性能も上がっているので、新型ジムニーの人気がどんどん上がっていくでしょう。

軽自動車SUVで最大のライバル車だった、三菱のパジェロミニが2018年に復活するという噂があります!
新型パジェロミニがどのような形で販売されるのかも注目しておきたいところですね!