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カローラアクシオは、トヨタが販売するカローラブランドの一種で、バリエーションの一つとなっています。
4人乗りのセダンが中心で、価格帯は新車だと100万円台半ばから200万円台前半です。
カローラをベースに日本国内の道路や交通事情を考え、それに合わせて特化した設計なのが特徴です。
分類的には小型自動車規格、いわゆる5ナンバーの派生車種で、カローラシリーズの10代目として初登場します。
初代は2006年の登場で、これまで国外仕様だったカローラが刷新されることとなります。
アクシオはいわばカローラのサブネームで、設計的には後期型E120型のセダンから継承されている部分が多いです。
デザイン面ではスタイリッシュさが増し、アレンジされた魅力が自動車好きを惹き付けます。
この初代モデルは2012年まで販売が続き、マイナーな改良や複数グレードの登場もありましたが、6年もの間高い人気を誇ります。
グレードにはビジネスパッケージを始めとして、オーナードライバー向けや上級タイプもラインナップに並びます。
更にバージョンアップが行われ、こちらも上位のグレードが登場しますが、プレミアム仕様を発表して驚きを与えています。
シリーズ通算11代目にあたる2代目アクシオは、2012年から販売されている現行車種です。
日本仕様が発売された翌年には、香港とマカオ向けに中華圏特別行政区仕様が発表、販売が開始されます。
2代目はフィールダーと共に、フルモデルチェンジが行われて刷新されています。
形式やスタイルは先代を継承していますが、コスト削減や小型軽量化が進み、見た目以上に大きく変化します。
大きな変更点としては、従来のMCプラットフォームからヴィッツ系で知られる、Bプラットフォームへの変更が挙げられます。
また先代に至るまでにボディサイズが肥大したことから、その反省から全長が5センチ短縮しています。
エンジンは先代のアクシオから継承ですが、2013年にはハイブリッド車がラインナップに追加され、燃費性能の向上に至ります。
2015年に最初のマイナーチェンジが行われ、レーザーレーダーとカメラを活用して、安全性能を高めることに成功します。
この頃から安全性能に関する取り組みが進み、安心して乗ることができる車としての魅力がアップしています。
香港とマカオ向けのモデルもマイナーチェンジの対象となって、日本仕様と同様にハイブリッドタイプが追加されます。
2017年に2度目のマイナーチェンジ、2018年には教習車仕様が発表され、益々注目を集めることとなります。
2代目アクシオは発売から6年目に突入したので、後継車についての注目度も高まりつつあります。
カローラ アクシオのスペック
車両価格 | 1,507,680円~ |
---|---|
カタログ燃費 | 16.4~34.4km/L |
実燃費 | 約15.0~24.0km/L前後 |
定員 | 5 |
排気量(L) | 1.5L 1.5L + モーター |
車両重量(kg) | 1,050~1,180kg |
全長×全幅×全高(mm) | 4,400 × 1,695 × 1,460 |
室内長×室内幅×室内高(mm) | 1,945 × 1,430 × 1,200 |
最低地上高(mm) | 155 |
ホイールベース(mm) | 2,600 |
最小回転半径(m) | 4.9m |
リサイクル料 | 9,760円 |
カローラ アクシオの予防安全・衝突安全性能はどんな感じ?
トヨタが販売するカローラアクシオは、他の車種と同様に安全性を重視しているのが魅力です。
アクシオでは、予防安全と衝突安全性という2つの考え方で、ドライバーに安心感を与えています。
カローラ アクシオの安全性能
安全性能はセーフティサポートカーS、あるいはセーフティサポートカーのいずれかに該当します。
これは政府が交通事故防止目的で普及、啓発しているもので、自動ブレーキとペダルの踏み間違い時の安全運転を支援する仕組みです。
特に高齢者を中心に、多くのドライバーの安全を幅広く守るのがポイントです。
踏み間違えのサポートは、低速走行時にセンサーが進行方向の静止物を検知すると、ブザーでドライバーに知らせてエンジンの出力を抑えます。
カローラ アクシオの衝突回避支援
衝突回避支援は、レーザーレーダーと単眼カメラの併用によって、ぶつかったりはみ出しを防ぐサポートを提供します。
夜間の見やすさも向上させるオートマチックハイビームと合わせて、3つの先進安全機能がパッケージ化されています。
万が一衝突した場合には、SRSエアバッグシステムでドライバーや同乗者が保護されます。
このエアバッグは、前方からの衝撃を吸収するだけでなく、側面からの衝突にも備えて展開します。
全部で6つのエアバッグが搭載されているので、事故時の安全保護性能が高くなっています。
カローラ アクシオの予防安全
予防安全の点においては、シフト操作時の急発進や急加速を防ぐ、ドライブスタートコントロールが機能を発揮します。
ドライバーへの警告表示も行われるので、うっかり操作のミスが生じてしまっても安心です。
加えて、滑りやすい路面や発進加速時に機能するVSCやTRC、走行状況を自動判断して制御するABSも備わります。
他にも坂道発進の不安を解消するヒルスタートアシストや、歩行者に車の接近を知らせるスピーカーも搭載されます。
カローラ アクシオの衝突安全性能
衝突安全性能については、シートの工夫でむち打ちの傷害が低減されたり、歩行者に与えるダメージを減らす工夫も活きています。
ボディは横や後ろからの衝突も想定して、全方向の衝撃吸収性能を高めているのもアクシオならではです。
基本的な設計面では、幅広く良好な視界の確保であったり、ミラー操作の手間を解消する工夫が盛り込まれます。
全長の短縮に成功していることから、フロントバンパーまでの距離も短くなって、目視しやすい視界が確保されているのも嬉しいところです。
万が一に対する備えと共に、ドライバーが運転しやすい環境も実現していることが、安全性能の向上に結び付きます。
カローラ アクシオの走行性能は? カローラ アクシオの走りってどんな感じ?
走行性能はハイブリッドシステムと、環境性能を向上させた部分が影響しています。
肝心の性能はリッターあたり34キロ以上で、加速性と静寂性の向上も達成しているほどです。
モーターとエンジンの切り替えがスムーズで、無駄な走りを徹底的に減らすことができます。
加速性が向上していることから、アクシオには走り出すスタート時の快適性があります。
純粋に加速する感覚を楽しめる、これも懐の深いアクシオの良さです。
静寂性は乗る人のストレスに関わるもので、長距離運転を行う時などに気になる要素です。
アクシオは静かで揺れも少なく、平坦ではない路面でも穏やかな乗り心地を実現します。
弾力性や適度な硬さを持つシートと相まって、長距離のドライブでもストレスが軽減されます。
走行性能にはドライバーの操作に追従する、アイドリングストップ機能も関わっています。
アイドリングストップは、ブレーキや坂道の走行に合わせて、自動的にエコ運転を実現してくれる機能です。
エコドライブはモード切替が可能で、少なからず走りにも影響しますが、自然な乗り心地で燃費の無駄が省けます。
エコ走行時にも一定以上の走行性能が確保されていますから、快適性を損ねることなく、ドライバーにも環境にも優しい走りが楽しめます。
長距離ドライブにはクルーズコントロールの対応で、アクセルペダル操作の手間から解放されます。
こちらは安全性能と関わるポイントですが、アクティブトルクコントロールのアシストで、安全運転がサポートされます。
アクティブトルクコントロールは、路面に合わせて前輪駆動と4輪駆動を切り替えることで、燃費に加速や走行安全性を高めるものです。
滑りやすい路面の走行やコーナリング時の横滑りなど、最適な駆動力を後輪に伝えてグリップ力を向上させます。
雨や雪の日の路面や急なカーブなどは、ドライバーにとって不安を高める場面です。
こういった状況でも十分な駆動力が感じられれば、自信を持って運転できる結果に繋がります。
ドライバーに気が利く走行性能向上技術が満載なので、アクシオの走りは常に良好で快適そのものです。
視認性や静寂性といった部分も洗練されていますから、価格帯以上の高級感がある走りが味わえるでしょう。
加速しやすくカーブや坂道にも不安がない、そういった特徴は車にとって重要で、基本性能が高くなければ実現しない走りです。
アクシオはトヨタ車やカローラブランドの名に恥じない、進化や走行性能の実現に到達しています。
カローラ アクシオの燃費や維持費は? カタログ燃費や実燃費と維持費をまとめました
アクシオの燃費は、最新モデルだと最低でも16.0km/L、最高で34km/Lを超えています。
初代アクシオは1434km/Lから2034km/Lだったので、大幅に燃費が向上しているといえます。
燃費の向上のお陰で、維持費のコストカットに対する期待が高まり、アクシオの人気が上がることとなります。
カタログ燃費はこの数値ですが、肝心なのは実燃費で実際に維持費がいくら掛かるかです。
というのも、実燃費は走行する路面や環境によって左右されるからです。
2013年に登場した1500ccモデルの場合、実燃費は平均して約24.0km/Lとなっています。 カタログ燃費は33km/Lなので、7割以上の性能発揮とまずまずの結果です。
これはハイブリッドのエコシステムと、地道な性能向上の改良によって実現した数値です。
アクシオは常に改良が加えられているので、最新モデルであればもっとカタログと実燃費の差が縮まります。
旧仕様のアクシオであっても、ドライバーの操作や路面選びで改善される可能性があります。
性能向上に力が入れられているブランドなので、今後も維持費の低減に期待感を持つことができます。
維持費の内訳は、自動車や重量税に自賠責と任意保険など、車の維持に必要な出費が多くを占めます。
純粋に性能が消費に影響するガソリンもまた、車の維持コストに直結する出費の一つです。
ガソリン代は勿論走行距離によりますが、年間1万キロを走行するケースでは、約7万円半ばの費用が発生します。
条件はガソリンが1リットル120円程度で、カタログ燃費が約23km/Lかつ実燃費が約16km/Lのモデルに乗った場合です。
つまり、性能が向上している最新モデルであれば、より維持費が低減されることを意味します。
維持費に関わる他の部分はあまり減らせませんが、ガソリンの消費が抑えられれば、総合的な出費が減る結果が現れます。
1500ccモデルで実燃費が18キロ程度でも、アクシオならエコカー減税なしですら、年間33万円ほどの出費に抑えられます。
初年から3年という条件はありますが、内訳には各種の税金や保険に駐車場代も含みます。
ガソリン代も含めてこの数字ですから、いかにアクシオの性能は高くコスト削減に結び付くかが分かります。
最新モデルならガソリン代が減るので、維持費が年間30万円を切る可能性も見えてくるでしょう。
今後も改良が加えられたり、性能が向上する余地は十分にあるので、将来的な維持コスト削減にも期待が掛かります。