各メーカーのディーラーローンをまとめました。 どこのメーカーがやさしい!?

ディーラーローンを比較

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自動車を購入する人の8割~9割近い人達がカーローンを利用しているというデータがあります。

そして多くの人がディーラーローンを利用していることでしょう。

車を購入する金額をローンにすると、金利1%の違いが大きくなってきますので、できるだけ金利が安いところでローンを組まなければ、総額が高くなってしまいます。

ディーラーローンよりも銀行系のマイカーローンの方が金利は安くなっています。
しかし、キャンペーンなどによってはディーラーローンの方が金利が安くなることもありますので、色んな所で比較しておくことが重要でしょう。

ここでは、各メーカーやディーラーが用意しているディーラーローンについてまとめました。

メーカー金利支払回数
ホンダクレジット3.5%3~84回
トヨタファイナンス販売店ごとに変動~72回
日産フィナンシャル4.9%36回,48回,60回
スズキファイナンス(残クレのみ)2.9%,3.9%36回,48回,60回
マツダクレジット(残クレのみ)2.99%~6~72回
 

ホンダクレジットの詳細は?

ホンダクレジット

ホンダクレジットの特徴は支払い回数を3回から84回まで選べる点です。

3回といえば3ヶ月のみの分割払いで済むやり方であり、取り扱い金額は1万円からとなっています。
ボーナス払いも2回行えるため、ボーナスを見越してディーラーローンを組み、返済を計画していくことができます。

残クレ、残価設定型クレジットでは36回、48回、60回から選べます。
金利は年3.5%となっており、他のディーラーローンと比べると平均レベルの金利です。

ホンダクレジットの金利は全国統一

ホンダクレジットのポイントは金利が全国で統一されている点です。

場所によって金利が変動するのは不安があり、ネットで見た数字で来たのに話を聞いてみたら別の都道府県の話で思っていたのと違っていたということを避けられます。

審査もスムーズに行われ、本人確認ができるものや印鑑さえあればその場で審査結果がわかります。

その日のうちにホンダクレジットで車を手に入れることも可能です。そのあたりも非常に便利です。

繰り上げ返済の手数料は0円

一方でボーナスやその他臨時収入により繰上げ返済や一括返済が可能になるケースがあります。

この場合にディーラーによっては一括返済の際に手数料が発生するケースがありますが、ホンダクレジットの場合はこうした手数料が一切かかりません。

そのため、最初は少しずつ返し、返済のめどが立てば一気に返してしまうことも可能であり、一定の金額を返し続けるのに比べてお得に返していくことができるようになっています。

ホンダの残価設定型ローンについて

残価設定型のローンで気になるのは、走行距離をオーバーした際の追加費用ですが、車種によって変わります。

値段も1キロあたりの値段とされ、5円から10円となっています。

月間走行距離が1000キロ以下というのが条件になっており、車種によってはそれなりの費用になります。

月間走行距離を1500キロに設定できますが、その場合は最後の支払いに多少差が出てきます。

また内装や外装で何かしらの不具合があれば規定のポイントを上回った分だけ支払うことになります。

トヨタファイナンスの詳細は?

トヨタファイナンス

トヨタファイナンスについてですが、いくつかの自動車クレジットが用意されています。

トヨタクレジットは一般的なディーラーローンであり、最長72回でボーナス払いも可能なローンです。

また不均等払いという、毎月決まった返済額ではない返済方法もあるなど柔軟な対応が特徴です。

e-wayで返済金額をコントロールできる

e-wayというクレジットもあります。
e-wayでは繰上げ返済ができるようになるだけでなく、支払いプランを変更することができ、増額や減額などを臨機応変に対応していける便利な仕組みです。

トヨタの残価設定型ローンについて

残価設定型クレジット、残クレも用意されています。トヨタファイナンスでは、残クレの説明の際に最終的にユーザーが車を購入する判断をする際に、一般的なクレジットの方が安く済む可能性をしっかりと伝えます。これにより、将来的に購入するかを迷っている人が契約の前にその内容を確認することができない。何も知らないまま契約をさせるのではなく、ちゃんと吟味をさせることも大きな特徴と言えます。

残額据置き払いが画期的!?

残額据置き払いは最初に頭金を支払い、次に支払うのは3年後となり、毎月の支払いをなくして3年後に一括で支払うタイプの新たなクレジットです。

もし乗り換えや返却を選べば3年後に一括で支払う必要はありません。
つまり、頭金と手数料を出して、もし乗る必要がなくなれば返却する道を選べば最初だけで支払いは済むという画期的なシステムです。

ここでも走行距離などを超過すればお金を出すことになりますが、他にはないやり方です。

簡単に言うと、残価設定型ローンの一括払いバージョンと考えて良いでしょう。

金利は販売店で違う!

気になるのは金利部分ですが、販売店に異なる一方、セール商品で組めば金利が安くなることがあります。

反対に何にも関係ない場合には年6%以上の金利を支払うことになるため、そのあたりは大きなマイナスと言えます。

残クレにすれば金利は抑えられますが、それでも他に比べるとやや高めです。
うまく返済していける自信がある人にはおすすめですが、何の計画もなく返していく人には少し厳しい部分があります。

日産フィナンシャルの詳細は?

日産フィナンシャルサービス

日産フィナンシャルは残クレの元祖とも言われ、かなり初期から力を入れています。

基本的なものは他のディーラーローンと特異な部分はなく、毎月返済をし続け、時期が来れば買い取りか返却か、乗り換えを選ぶことになります。

日産フィナンシャルでは日産のほとんどの車を対象にしており、1台1台のシミュレーションがホームページで見ることができるようになっています。

例えば100%電気自動車の車でも利用することができ、だいたいの金額を把握できます。

金利は4.9%で残クレは2.9%

金利ですが、通常金利は4.9%となっています。

残クレにした場合は2%分を引いてくれるため、2.9%で利用でき、ディーラーローンの中では比較的低めに設定されています。
ただ残クレで2%を引いてくれる対象車は日産が力を入れている車が多く、すべての車が対象というわけではありません。

金利2%の違いは大きく、月々の支払いが3000円程度違うケースがあるなど、その負担の違いはかなりのものがあります。
300万円程度の車であれば、支払総額に30万円程度の差が出てきます。

最近では金利が1.9%というものも登場しています。
本来頭金は何十万円の単位で必要となりますが、車種によっては頭金がワンコインで済み、あとは毎月返済をし続けていけば大丈夫です。

この手軽さも大変魅力的であり、残クレを他に比べて先に始めた分、その強みを活かしている格好です。
ホームページでは基本的なものや装備などをグレードアップしたものでもシミュレーションができるのでより確実な情報を手にできます。

日産フィナンシャルはシュミレーションが便利!

目新しいサービスというのはあまりありませんが、安く利用できるようにしたり、わかりやすいシミュレーション結果がわかったりするなど使い勝手という点では先行しています。

支払い回数はこちらも36回、48回、60回となっていますが、安くできる分その差は如実に出てきます。

いい車種があった場合にはここをベースにして検討を始めていくのがおすすめです。

スズキファイナンスの詳細は?

スズキファイナンス

スズキファイナンスでは、残クレのサービスとして「かえるプラン」というものを用意しています。

3年プラン、4年プラン、5年プランが用意されており、その仕組みは他のディーラーローンと大差はありません。

スズキファイナンスでは残クレでいくらを支払うべきかを事前に割合として提示しており、主力である軽自動車の場合には半分を3年から5年で支払い、残り半分を払うかどうかを最後に決めるような形になっています。

スズキファイナンスの残クレは2.9% or 3.9%

金利ですが、軽自動車の場合は年3.9%、登録車は年2.9%となっています。
利率でいえばやや高めになっていますが、今後のキャンペーンで安くなる可能性もあるので確認は必要です。

スズキファイナンスの残クレはキャッシュバック付き!?

他にはない特徴はキャッシュバックサービスがある点です。

新車を購入し、3年間ディーラーローンを支払ってきて返却をする際にいくつかの条件が用意されています。
タバコを全く吸っていない、乗り換えを選んだ際にまたスズキを選んだ場合、走行距離が3万キロ未満だった場合が対象です。

キャッシュバックサービスではそれぞれをクリアすることで金額が増えていき、最大5万円のキャッシュバックが行われます。

あまり車に乗らない人やタバコを吸わない人、無茶なドライビングをしない人であればいくらでもクリアできる内容です。
そのため、さほど利用していない人にとってはプラス面が大きいディーラーローンとなっています。

ただ内装や外装に関する不具合の減点の上限が他より低いため、乱暴に乗ってしまうとかなりのマイナスを記録することもあります。

メンテナンスパックがあってお得!?

メンテナンスパックというのがついています。

車検や点検などのサービスもこの中に含まれており、税金として支払うべきもの以外の費用は浮きます。

車検の場合は4年や5年での支払いに付随しますが、何かしらの点検をしなくてはならない場合はディーラーに持ち込めばちゃんと調べてくれます。

他にはないサービスがスズキには存在しており、あとは金利面が少しでも下がれば最高です。

マツダクレジットの詳細は?

マツダクレジット

マツダクレジットでは残クレを始め、いくつかのプランが用意されています。

マツダスカイプランと呼ばれる残クレでは、金利2.99%で利用することができ、対象車種が欲しい場合に利用できます。

マツダアドバンテージローンでは元金の一部を最後に据え置き、それ以外の部分をローンで支払っていき、最後にまとめて払ってしまうというものです。
一部繰上げ返済はできないなど、多少不便な点もありますが、それは一般的なディーラーローンにも言えることです。

返済回数は自分で決める

返済回数を指定するクレジットと返済金額を指定するクレジットがあります。
回数指定では1回ごとに決めていくことができるため、細かく設定したい人におすすめのクレジットです。

6回から72回と幅が広いですが、金利が6%近くと多少高めに設定されており、どちらかといえばまとめて支払えるアテがある場合に利用するのが一番です。

金額指定では、毎月キリよく支払いたい場合におすすめで、それに応じて返済回数が変わっていく仕組みになっていますが金利は回数指定と同じです。

ステップクレジットで返済金額を変えれる!?

一般的なディーラーローンではあまり見かけない支払い方法にステップクレジットがあります。

最大3段階まで選ぶことができ、例えば最初の1年は安く、次の2年は少し高く、最後の2年は多めに支払うというような色をつけていくことが可能です。

反対に最初だけたくさん支払い、ラストの1年は安く抑えるという色のつけ方もできるようになっています。

金利面ではこちらも高いですが、一部繰上げ返済ができない以上、これがある程度繰上げ返済に近いやり方ができる形です。

マツダスカイプランは金利3%でお得!?

マツダスカイプランにすれば年3%程度で利用することができるため、明らかにプラス面が大きいです。

車種が少なく、7種類となっていますが、最近の新車などはこの残クレ制度を利用することが可能です。

何かしらの事情がない場合にはこのプランで契約を進めていき、事情がある場合には別のプランを模索していくのがおすすめです。

まとめ

各社の金利に大きな違いはないように見えますが、ホンダクレジットの金利は安定して安いというイメージがあります。

ホンダクレジットはトヨタとは違い、金利が全国統一されているため、販売店ごとに金利を比較しなくてもいいので助かりますね。

トヨタファイナンスの場合、口コミや掲示板などで「5%だった!」という人もいれば「8%だった。」という人もいるのでできれば統一してもらいたいものですね。

金利は、キャンペーンなどによっても変動しますので、購入時には十分に確認しましょう。
また、販売店ごとによってもキャンペーンや金利が変動してくることが考えられますので、あなたの地域の販売店やディーラーに詳しく確認することを忘れないようにしてください。

金利が2%違えば、支払総額が30万円変わることは考えられます。
金利だけはしっかり確認しておきましょう!