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ディーラーローンは、ディーラーが用意してくれているものですので、安定した収入がある人は、99%通るであろうローンです。
審査はあまり厳しくない反面、金利が高くなっているところが多いですので、金利には十分に注意しましょう。
ちなみに、管理人が18歳のときに車を購入したときにローンを組みましたが(親名義)、150万円の車を5年払いで月々約3万円、総額約180万円でした。
金利を計算すると約8%前後になるようです。
銀行系のマイカーローンと比べると8%は高いと言えるかと思います。
6%の金利だと、総額180万円がマイナス10万円になります。
月々お支払いでいうと10万円はあまり大きくないかもしれませんが、10万円その場でもらえると考えたらかなり大きい金額になりますよね?
長期的に見ると金利はたった2%でも大きな金額になりますので、金利には十分注意しましょう
ディーラーローンの特徴は?
ディーラーローンというのは文字通り、ディーラーが用意しているローンのことです。
とは言えディーラーが直接運営を行っているわけでもありません。
運営は提携の信販会社が行っていますので、実質は裏で運営する会社との契約をすることになります。
あるいはディーラー系列以外の信販会社が利用されることもあるため、利用する販売店によって内容に差異があると言えます。
ディーラーローンは審査に通りやすい!?
特徴のひとつは銀行系のマイカーローンと比較すると審査に通りやすいことです。
銀行系の場合は金利が安い点に魅力があるものの、しかしその分、審査を厳しくしている傾向があります。
その点、ディーラーローンは間口が広くなっているため、審査において難がありそうな場合でも通過できる場合もあるでしょう。
しかしあくまでも銀行系と比較して通りやすいだけであって、落ちてしまう可能性も否定できません。
その場合、金利は高くなりますが信販系のクレジットカードを利用するなどの選択肢になることもあります。
手続きはディーラーがやってくれるから簡単!
手続きが簡素なために申込が楽にできるのも特徴と言えるでしょう。
スムーズに契約ができるよう、面倒な手続きはディーラー側でやってくれます。
申請者は必要な記入をして後は審査結果を待つだけです。別段、難しいところはないため、ローンに関してあれこれ手間を掛ける必要もありません。
車種によっては特別金利が設定されていることがあるのも特徴のひとつに挙げられます。
ディーラーのチラシやCMなどで、金利の安さをアピールしている車種を見たことがある人もいると思われますが、それが特別金利が設けられた車であり、通常よりもお得にローン契約をすることができるのです。
これは販促活動の一環でタイミング良く契約することで、金利による負担を抑えられる可能性があるでしょう。
上手くいけば銀行系マイカーローン並の低金利で済み、おまけに審査にも通過しやすいことで有利な契約を結べます。
金利は銀行系のマイカーローンが安い!
金利だけを比較した場合、おすすめと言えるのが銀行系マイカーローンです。
負担が大きい金利ですと最終的な支払い総額も高くなるため、お得な購入を目指す人にはディーラーローンがあまり適していないこともあります。
しかしディーラーにおける特定車種の特別金利が設定されるケースもあることを踏まえると、タイミング次第では必ずしも銀行系が良いとも言えません。
その時の状況を踏まえながら適切なところと契約をするのが、ローンで成功するためのポイントと言えそうです。
ディーラーローンの審査に落ちた人の特徴とは?
比較的審査の面で優位性があるとされるディーラーローン。
しかし場合によっては審査に落ちてしまうこともあるのです。そして審査落ちをする人にはある共通点が見られます。
若い人は審査に落ちやすい!?
ひとつに20代前半での申し込みをした場合です。
申し込み自体は18歳からでもできることがありますが、収入の面で不安材料があるとして審査落ちになる可能性が低くありません。
しかし、すでに社会人経験をある程度持っている場合はその限りではないです。
例えば高卒で就職をした人ですと、収入の安定性に信頼性が持ちやすいことで20代前半でもローンを組めることがあります。
なお、社会人経験が少ない人の場合でも、連帯保証人さえ用意できれば通る可能性は十分にあると言えます。
アルバイトやパートなどの働き方をしている人も審査の面で厳しい傾向が強いです。
これもまた収入における安定性のなさや、そもそもの収入の低さによって弾かれてしまいます。
仮に日雇いバイトならば、審査に通る可能性はほぼないと言えるでしょう。
アルバイトなどがダメならば派遣や契約社員も厳しそうに思われるかもしれませんが、派遣などですと審査に通過する可能性があります。
正社員と比較した場合、非正規雇用は条件としては厳しくなる傾向も否定できないものの、しかし通る可能性は比較的高く、場合によっては問題なくローンを組めます。
年収が低いと審査に通りにくい
年収が200万円台前半の場合もローンは厳しくなると考えておいた方が良いでしょう。
たとえ正社員の場合でも、収入が低いことで支払いができるのか不安視されやすいです。
本業と別に収入があるようならそれも考慮してくれることもあるものの、それすらない上、メインの収入が低ければ不利になる傾向は否めません。
過去に金融事故を起こしている人も審査の面では不利です。
例えば、消費者金融からの借金を延滞した経歴があったり、債務整理をした過去があったりするなど、これらの金融事故は印象が良くないです。
ディーラーローンに限らず、融資を受ける上でのハンデになりやすい要素であり、時間が経ってその過去が消えるまでは条件は厳しくなるでしょう。
キャッシングしている人も審査に通りにくい
すでに借入がある人も要注意。
特に収入の割に借入額が大きい場合は不安材料に取られがちです。
今後、返済で苦労してローンにも影響する可能性が考えられます。
大体収入の半分以上の額を借入していると審査に影響しやすくなるため、該当する場合は落ちる可能性も踏まえて購入計画を立てていった方が良いと言えます。
ディーラーローンもメリットとは?
ディーラーローンは審査に通りやすい
メリットのひとつは審査の通りやすさです。
銀行系マイカーローンと比べても落ちる可能性が低く、ローンに不安がある状況でも組める場合があります。
審査に通りやすい理由に所有権の問題が関係しています。
ディーラーでローンを組んだ場合の所有権は、まだディーラー側にありますので、万一、返済ができなくなった場合には車を強制的にディーラーが引き取ることが可能です。
中古車として販売することができますから、ローンによる返済リスクが低いと考えられているのです。
かたや銀行系マイカーローンは所有権が購入者にあります。
車の所有権を銀行が持つのではなく、あなたの信用にお金を貸すので担保は基本的にはないのです。
ディーラーのように車を回収して売ることもできませんので、必然的に審査も厳しくなっているのです。
審査結果がすぐに分かる!
結果がスピーディーに分かるため、審査通過の可否で長く不安を感じることがないのもメリットです。
銀行系マイカーローンは審査結果が出るまで長く時間を要することがありますが、一方のディーラーローンは10分~20分程度で結果が出ることが多いです。
もしダメだった時でも、支払い方法について適宜改めていくことができ、購入スケジュールをスムーズに立てられます。
ただし、状況によっては1日程度の時間が掛かることはありますのでその限りではありません。
車の購入の手続きと同時進行できる
車の購入と同時に手続きが行えますから、手間があれこれ掛かることがないのもメリットです。
ローンを含めて、購入に関する手続きを一挙にできるため、銀行を利用する時のように窓口に行く必要もありません。
なかなか平日に時間が取れない人でもローンでの購入ができて便利です。
なお、土日祝でも審査を受けることはできます。
ディーラーが営業している間は審査もやっているため、いつでも購入手続きをすることは可能なのです。
ディーラーローンを組むと値引きの可能性もあり!?
支払い方法にディーラーローンを選択することで、値引きをしてくれる可能性があるのもメリットと言えるでしょう。
なぜ値引きをしてくれるのか、これはローンでの契約を取ることで、提携している信販会社からキャッシュバックを受けられる仕組みがあるからです。
従って、ディーラーとしてもローンを組んで買ってくれることでいくらかの利益に繋がりますので、その分を値引きとして反映してくれることもあるのです。
ただ、最初からローンを組むつもりで話を進めていると上手く交渉ができない場合があります。
すでに値引きがされた見積もりを提示されることもあるため、それ以上のマイナスには期待できないかもしれません。
上手く値引きを引き出すには、始めは現金支払いを前面に出しておき、途中でローンを条件に値引きを要求するのが効果的と言えます。
ディーラーローンのデメリットとは?
金利が高め…。キャンペーン次第では格安金利もあり!?
デメリットは金利の問題が挙げられます。
特に銀行系マイカーローンと比べた場合、その差は倍以上になることも考えられます。
もしも倍程度もの金利での支払いとなると、最終的な支払い総額は大きく違ってきますので、いくら値引き交渉を頑張ってみても金利によってお得感が相殺されてしまうこともあるでしょう。
しかしながら、常にディーラーローンは割高というわけでもありません。
時折、行われるキャンペーンによって、普段よりも低金利で利用できる可能性があります。
その場合、どこよりも安い設定になることもありますので、買うタイミング次第でお得感は大きく左右されるのです。
なお、金利が変化しやすいのは、車が売れない時期をはじめ、決算期前やモデルチェンジ前の在庫処分をしたい時などであり、こうしたタイミングは活発な動きが見られやすいです。
また、車を売りたい姿勢が強くなっている場合は、金利以外にも、オプションを無料で付けてくれるなどのサービスも充実します。
狙い目のタイミングが1年の中でも何度かありますので、それを見計らって行動することでお得感をアップできるはずです。
返済期間が銀行系のマイカーローンより短い
返済期間が短く設定されているのもデメリットと言えます。
銀行系マイカーローンの場合は最長で10年程度の支払い猶予を設けています。
しかしディーラーローンですとそれが6~7年となっていることが多いです。
期間が短くなることで余計な金利を減らせるというメリットもありますが、しかし短期間に支払いスケジュールを詰め込むことで、毎月の返済額がアップすることも考えられるのです。
極端に大きな支払いをしなければいけないわけではありませんが、負担増になるリスクがあることを知っておいた方が良いでしょう。
所有権はディーラーのもの
完済するまで所有権が自分に移らないのもひとつのデメリット。
所有権が影響するようなことが特になければ問題ないのですが、場合によっては所有権がディーラー側にあることで不便が生じます。
それは車を売りたいとなった場合です。
まだ完済をしていないにも関わらず、車の売却をする際には、残っているローン残高の清算をしなければいけません。
しかも一括での清算が求められるため、支払いが難しい額の車ですと売るに売れない状態に陥ることもあるでしょう。
一方の銀行系マイカーローンなら最初から所有権を持つことができます。
従って自由に車も売ることが可能です。
ただし、その際にはマイカーローンの支払いは続いていきますので注意が必要です。
まとめ
基本的には、ディーラーローンは銀行系のマイカーローンと比べると金利が高くなってしまいますので、長期間支払い続けることを考えると、ディーラーローンを組むことはおすすめできません。
場合によっては、10%近い金利になってしまうこともありますので、ローンを組む場合には、できるだけ金利が安いところを探すようにしましょう。